私たちの未熟児で生まれたムスメについて

ムスメについて

ムスメは2018年4月に生まれました。出産予定日は8月。【23週6日】で生まれたので、約4ヶ月早くお腹から出てきました。超低出生体重児。生まれたときの体重は534g、身長は30.5cmと小さい体でひな鳥のようでした。生まれてすぐにNICUに運ばれ成長とともにGCUへと移動、ちょうど5ヶ月経った9月にお家に帰ってきました。2022年3月現在、ムスメは心配していた大きな問題はなくスクスク育っています。2021年4月からは療育に通いだし、少しずつお友達との距離感もわかるようになってきて楽しそうに集団生活を学んでいます。

写真は生まれたばかりのムスメです。心配してかけつけてくれた、じぃじとばぁばは、わずか数秒でしたが会うことができました。次に会えたのはGCUに移動してからです

ムスメが生まれてから約4年が経ち、私たちも気持ちに余裕が出てきたので娘について書いていこうと思いました。未熟児で産んだ方や、切迫早産で悩んでいる方がこの記事をみて少しでも前向きな気持ちになったり、参考になればと嬉しいなと思っています。

まずはどういう流れで私(ママ)がムスメを早く産む事になったのか書いていこうと思います。

私は妊娠が発覚した2週間後くらい(妊婦健診でエコー検査をしてまだ豆つぶのような時)からつわりが始まりました。個人差があるとは聞いていましたがまさかこんなに早くからくるとは、、、この時はマンションの3階に住んでいて健診に行くための階段の登り降りだけで吐いていました。食べては吐き、動いては吐き、寝ていても吐きと、しまいにはお水を飲んでも吐いていましたね。でも、太っていたおかげでムスメは元気に成長していました。妊娠21週に入り、ようやくつわりが落ち着いてきました!

そんな時、座椅子に座ってテレビを見ていたらくしゃみがでました。股に何かハマった感覚があり、不安になりながらも一旦横になってみました。ハマった感覚はなくなり様子を見ていたらもう一度くしゃみが出ました。その時は横になっても治らず病院に電話して、旦那に病院まで連れて行ってもらいました。予約していたわけじゃ無かったので診察を受けるまでに2時間ほどかかりました。診察してもらうと胎胞が3cmほどでていると言われました。よくわかりませんでしたが、救急車で大きい病院に運ばれる事を聞き、赤ちゃんが危険なんだと感じ涙が止まりませんでした。そこからは24時間ずっと張り止めの点滴(陣痛がこないようにするための薬)をしながらMFICUという部屋で出来る限りお腹の中で赤ちゃんが育てるようにサポートしてもらいました。入院した時は22週5日でなんとか点滴の強さを調節して23週6日までお腹の中で育てる事ができました。

入院した日大きい病院に着いてから、先生のお話を聞き22週は産まれても生きられる可能性は30%しかないので、25週まで頑張りましょうと伝えられていました。25週でやっと50%になると聞いていて、せめてその日まではとカレンダーに印をつけていました。ですが23週に入って徐々に陣痛が頻繁にくるようになりました。先生たちも25週まではもたないとなり、ムスメの肺の成長を促進する目的で24時間に1本のステロイドを2回打ちました。その後半日ほど耐えて夕方、緊急帝王切開にてムスメを産みました。ステロイドを打ちきれたのが良かったのか、産声をあげて生まれてきてくれたようです。最初から仮死状態で生まれてくる可能性も、無事に生まれてこられるかもわからなかったムスメ。そんな中でも頑張って生まれてきたよと私たちに伝えようとしてくれたのではないかと思いました。全身麻酔だったので産声を聞くことができたのは先生たちだけでしたが、この小ささで産声をあげて生まれてきたのは奇跡です。

私は『子宮頸管無力症』という病気で、妊娠してみて初めてわかる病気らしく入院するまでわかりませんでした。このような流れでムスメを早く産む事になりました。

この記事の中で、初めて聞く単語などがあると思うので、私なりに調べて次の記事で説明したいと思います。

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